むちうち症②

お盆休みはゆっくりと休めましたか?

今日から仕事・・・という方が多いのではないでしょうか。

 

連休中は、各地で災害が多発し心痛む出来事が沢山ありました。
一日も早い回復をお祈りいたします。

 

むちうち症の続きをお話させていただきます。
大抵、交通事故が発生する時は、突如発生する為に無防備で力が入っていません。

そこに突然衝突など大きな外力が加わった場合、無防備のまま体は揺さぶられてしまいます。 その時に、前回お話した重たい頭がおもりになって振り子のように首がしなってしまいます。

 

人の首の一般的な可動範囲は、

前 60度

後 50度

横 50度

とされています。

そして可動範囲を越えない様に筋肉によって制御されています。

しかし、無防備な状態で首がしなってしまうと筋肉で制御する間もなく、その可動範囲をこえてしまうのです。

その瞬間に、首から肩にかけての筋肉・関節・神経などが引き伸ばされてしまい損傷してしまいます。それが『むちうち』です。

 

しかも『むちうち』発生時は、

○一度後方にしなった後に前方へしなる(後方追突の場合)

○一度右にしなった後に左へしなる(側方追突の場合)

 

といった様に一度の衝撃で2回損傷を受けてしまう為に症状が複雑で重症になりやすいのです。

 

次回へ続く・・・

 

関連記事

  1. 交通事故を起こしたら何をすればいいのか?③

  2. 交通事故のとき、同乗していた人の治療費は?④

  3. 頸部への損傷:バーナー症候群

  4. シートベルト非着用時のリスク②

  5. 交通事故後の後遺障害の等級及び限度額:第六級

  6. 交通事故後の体調不良、こんな悩みはありませんか?

最近の記事

PAGE TOP