頭部への損傷:脳しんとう

交通事故などで発生するむちうちと同時に起こる障害に『脳しんとう』があります。

脳しんとうは頭部への強い衝撃で発生するだけではなく、むちうちのように頭が前後左右へ急激に振られたときに発生します。

頭蓋骨などの表面部の損傷だけでなく、脳挫傷などの後遺症が残るような深刻な症状も発生します。

 

●脳しんとうの症状

脳しんとうは脳に衝撃を受けることで起こる軽い意識障害を意味します。
軽い意識障害とは、脳内出血がなく、また比較的短時間で回復する症状です。

なぜこのような意識障害が起こるのか、実は明確な理由は解明されていません。

主な症状は意識障害です。
一言に意識障害といっても様々な症状がありますが、一般にはぼーとする、失神、記憶が飛ぶなどの症状があげられます。また、意識障害と共に頭痛や吐き気、耳鳴りなどの症状が起こることもあります。

 

●原因

実は脳しんとうを起す原因もはっきりと解明されておりません。

ただし近年では、衝撃により脳内の血管が引っ張られることが原因だという研究結果もあります。

頭の中の構造は、頭蓋骨の中の脳脊髄液という液体がありその中に脳が浮いている形になります。
そのため、頭部に衝撃が加わると、頭蓋骨の中で脳が揺れ動き、脳と頭蓋骨を繋いでいる血管が引っ張られる形となり脳しんとうを起してしまうそうです。

 

●脳しんとうが発生したら

まずは座る・横になるなどして安静にします。軽度の場合は安静にしていれば治まります。

安静にしていても、吐き気や寒気、ふるえ、顔色の変化、記憶が飛ぶなどの異常症状が少しでも確認できた場合は急ぎ救急車を呼び病院で精密検査を受けましょう。

早期の治療で脳へのダメージを最小限に抑える事ができます。