油は体に悪いのか?

最近では、ノンオイルといった油分カットの食品が非常に多く存在します。

また油自体がコレステロールを下げるといった働きがある油も存在しています。

 

しかし、油は本当に悪影響しか及ぼさないのでしょうか?
油=悪者という位置付けになってしまっていて油をとらない事が良いという認識が強いように思います。

 

過去を振り返ってみると、江戸時代~戦前までの煮炊き物・焼き物が主流だった時代は、医療が現在ほど進んでいなかった事もありますが平均寿命は50~60歳ほどでした。

戦後アメリカ軍がフライパンを日本に持ち込み普及したことがきっかけで、炒め物などが多くなり油の使用量が徐々に増えていきました。

その後も、食品のほとんどに様々な油が使用されるようになりました。

それに伴い、近年にいたるまで平均寿命が延び続けている事も事実です。

 

では、油はどういった良い効果があるのでしょうか?

実は油には、ビタミンを効率よく摂取する効果があるのです!

 

ビタミンは大きく分けると、
水に溶ける水溶性のビタミン(ビタミンB,Cなど)と
油に溶ける脂溶性のビタミン(ビタミンA,D,Eなど)があります。

水溶性のビタミンは普通に摂取する事で体へ吸収することが出来るのですが、脂溶性ビタミンは油に溶ける事で体へと吸収される性質があるのです。

 

ビタミンA、D、Eといった脂溶性ビタミンはどれも人の体には欠かせない物です。
過去と現在と比べると油の普及によって脂溶性ビタミンを体に多く取り込めるようになり、寿命が延びた理由の一つにもなっているのではないでしょうか?

 

とはいえ、油を多くとり過ぎてしまうと、生活習慣病などの原因となる事は間違いありません。

油を摂取するという認識ではなく、少量の油を使って上手に調理をして効率よくビタミンを体に取り込むことが重要ではないかと思います。

 

 

ひょうごや整骨院 上田

 

 

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