これまでのお話で、
専業主婦はれっきとした『職業』であり『休業補償』を受ける対象である。とご説明しました。
しかし、実際のところ、主婦の休業補償は【受けにくい】のです。
なぜなのかというと、本当に家事が出来ないのか判断が難しい所にあります。
『腕や足を骨折して家事や立っていられない』や『入院して自宅へいられない』といった怪我であれば一目瞭然ですが、それ以外の怪我であれば保険会社は直接自宅へ調査へ行き確認することが難しいのです。
その為、【いつも通り家事ができる】のに申請さえすれば『休業補償』を受けられてしまう。
といった事態を防ぐ為に、判断基準が厳しくなっています。
『家事がいつも通りに出来ない』という基準は、その方によって違う為、いつもと違うと感じる様であれば申請されることをお奨めいたします。
ただ、最終的に判断基準となるものはやはり病院での診断結果となります。
ドクターが『日常生活に支障なし』と判断すると休業補償は受ける事はできません。
事故後、病院へ受診された際は日々の現状をしっかり伝え診断してもらうようにしましょう。
終