交通事故の治療で使われる保険には、大きく以下の 2 つがあります。
1.自由診療
2.保険診療
まず自由診療とは、
健康保険 や 労災保険 などを使わず、加害者が加入している自動車保険 ( 自賠責保険 や 任意保険 ) を使って治療する方法 です。
自由診療の治療では、健康保険 や 労災保険 を使った時に比べると良い治療が受けられるのですが、その分治療費は高くなります。※被害者の場合は基本的に治療費は無料です。
次に保険診療 とは、
健康保険 や 労災保険 を使って治療 する方法です。
自己負担は、国民健康保険なら 1~3 割、労災保険なら指定医療機関で治療を受けた場合は自己負担はありません。
費用だけを考慮すると、保険診療を選んだ方が自由診療よりも医療費を安く抑えることができます。
ただし、どちらを使うべきかは加害者が加入している保険に左右されるので、一概に保険診療を使った方が良いとは言えません。
また通常の怪我の時のように保険証を提出するだけでは保険適用とはならず『第三者行為による負傷』として保険組合へ届け出しなければいけません。※健康保険は他人に怪我を負わされた場合は通常使用する事ができません。