交通事故:むちうち症などの段階的な対処法②

前回の記事からずいぶん間が空いてしまいました(汗)
前回こちらで事故後の怪我への対処について書きました。続きをお話します。

⓶患部を冷やす
受傷直後の対処として最も大切なことは「安静にすること」です。
その後は患部を「冷やす」ことが重要になります。
頸部などが損傷を受けると患部は炎症を起こして熱を持ちます。

その炎症を抑えるために患部をいち早く冷やす必要があるのです。
但し、その場合シップではなく、氷のう等を使うようにして下さい。
冷シップは冷やすイメージがありますが、シップ自体が冷気を
発しているわけではないので、患部は冷えません(スーッとするだけです)
※冷却シートも同様です。

※かかりつけの医療機関がある方はまずはそちらへ連絡し指示を仰いでください。

 

➂一定の時間経過後の対処
負傷状況によって差はありますが、受傷後3週間程度経過すると
交通事故当初の痛みは落ち着いてくるといわれています。
この時期になると、残存する痛みの緩和、運動制限によって硬化した
周囲の筋肉の緊張を除去する対処が必要となります。

受診先医療機関の指示に従って、首や肩を中心に適切なストレッチなど行います。
これによって疼痛の軽減のほか、自律神経障害を予防する効果も見込まれています。

以上が自分でできる対処法です。

事故での怪我の場合、受傷したのは頸部であったとしても衝撃は体全体であり、
受傷後患部を無意識にかばってしまうことで患部以外の筋肉や靱帯などに
大きな負担がかかっていることも考えられます。
その関係で骨格そのものに歪みが生じるケースもあるので、
その場合は全身のバランスを見ながら対処していくことが重要です。

それらの治療は専門である当院にお任せください。

 

⇒交通事故治療についてはこちらをご覧ください。

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